映画「ソーシャル・ネットワーク」を観てきました。世界最大のソーシャルネットワーキングサイト「Facebook」創設者マーク・ザッカーバーグの半生を、鬼才デビッド・フィンチャーが映画化した作品です。主演はジェシー・アイゼンバーグ。共演に今、「世界一モテル男」ジャスティン・ティンバーレイク、そして新スパイダーマンに抜擢されたアンドリュー・ガーフィルドと曲者揃いです。

そもそもこの映画は、エドゥアルド・サヴェリンへのインタビューを元にしたベン・メズリックのノンフィクション「facebook 世界最大のSNSでビル・ゲイツに迫る男」を元にしており、facebook 側の協力は得ずに作られているので、少々偏った、かなりフィクションが入り込んだ作品。なのですが！それを加味しても画面を通して伝わる主人公達のエネルギーが、見てる側にも非常に「何かはじめさせたくさせる」作品であり、インターネットを題材にした青年達のアツイ！青春映画に仕上がっています。120分ひたすら台詞台詞の超高速会話劇なのですが、物語が非常にテンポよく進んでいく為、退屈する事はありませんでしたね。

ビジュアリストのフィンチャーらしく、途中にボートレースのシーンがあるのですが、本城直季氏やUNIQLOCKで有名になったチルトシフトを映像に取り入れているのも面白かったですね。敵役である双子のウィンクルボス兄弟も、まさかのCG一人撮りとは思いませんでした。
観に行くのを迷っている方は、是非とも劇場に足を運んでみることをオススメします。

パンフレットは、B5サイズを三等分したような変則的な形。中を見ると目次がHTMLコードになっていたりするデザインにニヤリとしました。